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文楽 通し狂言仮名手本忠臣蔵

 

1年振りに文楽を観劇しました。

通しですから、大序から最後の十一段まで通して観るとおよそ10時間にもなってしまい、もちろん観たいのはやまやまなれど、今回は第二部、七段目「祇園一力茶屋」から討ち入りを果たして引き上げる十一段「花水橋引揚」までを。

それでも、ちょこちょこ休憩を挟むとはいえ5時間余りの長丁場。それがねー、全然飽きないんだな、凄いわ、あの力量。

 

七段目、一力茶屋で、おかるが兄の平右衛門から、夫の勘平は腹を切て死んだと聞かされる場面。

失神したおかるが正気に返って再度、勘平の消息を尋ねるところ「ちええ、情けねえ、また尋ねをるかやい」と言われながらも兄に縋りつき震わせる肩のいじらしさ。もとは己れの短慮から出たことだけれど哀れを誘わずにはいられない表現です。

 

そして九段目の山科閑居の息詰まるような熱い遣り取り。

由良之助の妻お石と本蔵の妻戸無瀬の丁々発止、そこから、由良之助と本蔵ふたりの緊迫感あふれる対決と、由良之助の本心を知った本蔵が師直の屋敷絵図を渡し遂に断末魔を迎える件のドラマティックな展開の見事さときたら、ほーんとロックよ、ロック。

鶴澤藤蔵さんの太棹がね、とにかくすごいの。文字久太夫さんの語りと藤蔵さんのガンガン繰り出す三味線は、まさにロックです。

藤蔵さん、3回位弦切っちゃってました(笑)。

 

一部も観たかったです。そこはまったく残念無念。

 

蛇足ですが、豊竹咲寿太夫さんは本日もイケメンでした(小声)。

 

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